第194章

カリーナは小走りで階段を駆け下りると、荷物を置いて紙とペンを取り出し、皆に向かって声を張った。

「まだお金払ってない人はこっちで精算して。払った人はアリシアのところで魔法フライボード受け取ってね」

動きはみんな早い。休み時間は30分しかないうえ、往復だけでだいたい20分はかかる。もたもたしていたら、次の授業に遅れかねないのだ。

すでに支払いを済ませていた女子たちは、待ってましたとばかりに受け取りへ向かった。袋の中身は全部同じだと分かっているから、選り好みもしない。手に取れたものが自分の一台――それでいい。

革のバッグを開けると、中から魔法フライボードが顔を出す。やっぱりアリシアたちの...

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